デルタチャレンジ始動!

e58699e79c9f-11こんにちは!

デルタスタジオの佐藤正隆です。

夏季特別プログラム、デルタチャレンジが今年もスタートしました!
自分たちで考え、自分たちで行く旅。
今年のテーマは「高学年が企画・運営をし、低学年を楽しませ、自らも成長する2日間」です。
今回高学年はただ旅を企画するだけではなく、魅力的なプレゼンをして低学年を呼ばなければなりません。より多くのことが求められる今回の旅、どのようなものになるでしょうか…。

事前学習1日目!
デルタチャレンジには4回の事前学習があり、その中で生徒たちは企画をし、最終日には低学年と保護者にプレゼンを行います。
まずは遅れてきた子もいるので、自己紹介と今回の旅の目的を教えてあげます。e58699e79c9f-21そして予算は5人で75,000円。お金の管理も任されて責任感が生まれます。e58699e79c9f-2初日は大自然の中で思いっきり遊ぶ日。何をするか。どこに行くか。それぞれアイデアを出します。


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今日は初日に行く場所の候補と、二日目にするパフォーマンスの候補を出しました。e58699e79c9f-11座り方。アーサー王の話を聞いて「みんな縦に並んで座るよりも顔が見えるほうが相手の意見を聴きやすい!」という気付きもありました。e382a2e383bce382b5e383bce7bf81

e58699e79c9f-31最後は反省会を絵日記で。「今日学んだこと」「チームで決めたルール」「できたこと・できなかったこと」をひとりずつ前に立って発表しました。e58699e79c9f帰る前には「みんなで写真をとって下さい!」とすっかり仲良くなった様子。
自分たちで宿題を決め、次は候補を一つにするために分かれてプレゼンをすることも決めました。e58699e79c9f4

あえて失敗させて、そこから学び、次に活かす。子供はこのサイクルの中で非常に速いスピードで成長していきます。
初めは意見も出ず、各自勝手なことをしていた生徒たちが、途中でこのままでは終わらないことに自ら気づき、協力しようと呼びかけて行動する。
この旅を通じて、彼らがどのような成長をするのか、とても楽しみです。

これからもデルタチャレンジの模様をご報告させて頂きます。
今日も素晴らしい1日をお過ごし下さい。

浮世絵から広がる想像力

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こんにちは

今日は浮世絵の授業をご紹介します。

海を渡り、ゴッホやモネをはじめ、当時のヨーロッパの芸術家に影響を与えた浮世絵は、子供たちにも大人気。

なかでも一番人気は、冒頭の葛飾北斎の凱風快晴でした。

様々な浮世絵を見た後は、大迫力の葛飾北斎の神奈川沖浪裏の絵の中の人になりきって。。。

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どんな音がするか、どんな心境なのか、どんな声を発しているのかを想像しました。

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そして、宿題では神奈川沖浪裏を題材にして物語を作ってもらいました。

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生徒のひとりの物語をご紹介します。

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昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました。

おばあさんは山へ しばかりに、おじいさんは海へ魚つりに行きました。

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おばあさんは川で刀をおとしてしまいました。

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するとその刀はさやを出て

海にいるかいぶつにささってしまいました。

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すると近くにいたおじいさんたちの舟に波をかけはじめました。

はじめは、少しだけでしたが、だんだん多くなってきて

ついに大へんな波になってしまいました。

おじいさんは、かいぶつをたおすために、自分の刀でかいぶつの体に刀をつきさしました。

すると波はおさまりかいぶつをたおすことができました。

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おわり

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子供たちの想像力にはおどろきです。

たった一枚の絵から、思い思いの物語を紡ぎだしてくれました。挿絵もかわいいですね。

素晴らしい作品を見て、想像力を膨らませ、そして自分なりのアイディアを形にする。デルタスタジオのアートの授業では、このサイクルを大事にしています。

子供たちがどんな素敵な作品を作ってくれるか、スタッフもいつもワクワクしています。

デルタスタジオは、まさしく子ども版リベラルアーツ教育を目指しています。

それでは今日も素晴らしい1日をお過ごしください。

トルコ語版出版!

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こんにちは。

先日、トルコ版の世界一やさしい問題解決の授業の本が送付されてきました。

出版してから6年たっても、色々な国で出版され続けているのは、うれしい限りです。

これで何ヵ国語になるのでしょうか。

この本に負けず、いつか寺子屋の授業や研修も世界に広げられたらと思います。

それでは、素晴らしい連休をお過ごしください!

素晴らしいアート作品:色鮮やかな魚

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こんにちは。この素晴らしい作品を御覧ください!

以前もご紹介したエリック・カールさんの「模倣」の授業後に、

生徒が自由に「創造」をし、この素敵な作品が生まれました。

まずはデザインを考えて…

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トレーシングペーパーに色を塗って…

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切り抜き、画用紙に張りつけていく…

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色鮮やかな作品が出来上がりました!

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授業の最後には、この授業で感じたこと、学んだことに関して絵日記を書いた上で、生徒のみんなの前でスピーチをしてもらいました。

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学んだ手法を活用し、新しいアイディアに挑戦する楽しさを感じて頂けたようです。

今後も様々なアートを題材にした作品を紹介させて頂きます。

お楽しみに!

建築の授業@表参道

こんにちは

4年生の建築の授業では、これまで安藤忠雄さんや隈研吾さんなど日本を代表する建築家を紹介してきました。

先日、表参道に出かけ、これまで学んだ建築家の本物の建築を見に行きました。

竹を使った隈研吾さんの根津美術館

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けやきをモチーフとした伊東豊雄さんのTOD’S

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安藤忠雄さんの表参道ヒルズ

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透明感のあるSANAAのDinorなどなど、、、

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もちろんデルタスタジオの建築では、ただ見るだけでなく、実際に建物に入って空間を感じて頂き、さらに一番気に入った建築は自分達の手でスケッチをしました。

「写真で見るより全然すごい!」と子供たちは大興奮。大いに刺激を受けていたようです。

やはり、本物に触れるというのは大事ですね。

それでは素晴らしい一日をお過ごしください。

シャボン玉作りに挑戦!

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こんにちは!

ようやく春らしい気候になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

今回はシャボン玉の授業をご紹介します。

デルタスタジオの授業では、ただシャボン玉を作って遊ぶのではなく、制限時間内にどれだけ大きなシャボン玉作れるか、という課題にチャレンジしていただきます。

生徒の皆さんは、与えられた時間内で、できるだけ大きなシャボン玉を作るため、試行錯誤を繰り返します。

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今回の実験では、シャボン液を作る際の、洗剤と洗濯のりの配合に着目し、自由にシャボン液を作って頂きました。

1種類のシャボン液を試して終わりの子、たくさんの種類のシャボン液を作って何種類も試す子など様々です。

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そして、実験を通じて、1種類だけではなく、たくさんの種類を試して最適なものをみつける こと、「拡げて、絞る」の重要性を学んでもらいました。

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生徒の皆さんは、自分たちで作ったシャボン液で、制限時間一杯まで実験を繰り返していました。

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最後に絵日記で、今回の実験で発見したこと、学んだことを発表しました。

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シャボン玉作りを通じて、「拡げて、絞る」ことの重要性を体験して頂きましたが、このことは、科学の実験のみならず、どんなことに挑戦する際にも重要な姿勢であると我々は考えています。

今後も楽しい実験を通じて、好奇心に火をつけると共に、科学的思考や新しいものに挑戦する姿勢を身につけてもらいたいと思います。

それでは、今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

今週はバレンタイン!

こんにちは!

久しぶりの更新となりましたが、デルタスタジオでは3学期の授業が始まっています。

先日は大雪が降りましたが、デルタスタジオでは毎週、寒さに負けない元気な生徒たちと明るく、楽しく授業を行っています。

さて、今回は生徒からの嬉しいプレゼントについてです!

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そう、「今週はバレンタイン!」ということで、1年生の女の子が先生達にチョコとお手紙をプレゼントしてくれました!

中を開けると……

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渡辺先生とダブル佐藤先生へのかわいいメッセージが入っていました!

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もらったチョコも美味しくて先生たちも大喜び!

ところでダブル佐藤先生とは、、?

それはデルタの基礎学力を担当している佐藤賢一、佐藤正隆の二人の佐藤先生です。

実はこの二人、大学時代のアメフト部の先輩後輩でもあります。

チョコをもらった二人の先生も嬉しそうです(^^)
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さらに水曜日には、小学3年生の女の子も先生たちに手作りのチョコを持ってきてくれました!

ケーキの上にカラフルな星がデコレートされた素敵なチョコです!

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可愛らしくラッピングされた美味しいチョコをもらって、高橋先生も嬉しそう!

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みんな、素敵なプレゼントをありがとう!

皆様も素敵なバレンタインをお過ごしください。

心臓って凄い!

こんにちは!

今回は、今学期6年生が行った「医療の点火の授業」をご紹介します。

この授業ではまずは心臓の仕組みについて学びました。

聴診器を使い医者になりきって心臓の音を聞きます。

新鮮な体験に生徒も楽しそうです。

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どうして音が聞こえるのかな?

1分間に何回鼓動するのか?運動したらどのように変わるかな?

心臓ってどんな役割があるんだろう?

と好奇心に火をつけた上で心臓が生き物の命を支える仕組み、循環機能をポンプを使って理解します。

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自分の心臓が1分たりとも休むこと無くこうした動きを続けていることに、驚かずにはいられません。

そして、このプログラムのとっておきが本物のブタの心臓を使った解剖です!

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男の子はめったにない体験に大喜び!

はじめは驚いていた女の子も、不思議な筋肉の感触やさまざまな発見で次第に興味津々に!

やはり本物に触れることが重要ですね。

心臓の授業の後には内科医が感冒、気管支炎、インフルエンザ、肺炎、肺結核を診断・治療する方法を学びました。

この模様はまた機会があれば共有させて頂きたいと思います。

この医療の点火の授業を通じて、生徒の1人は「前から医師になることに興味があったけど、今回自ら体験したからますます医師になることに興味を持った!」と目をキラキラさせながら語ってくれました。

今後が益々楽しみです!

今日も素晴らしい1日をお過ごし下さい。

自然っぽいとは?機械っぽいとは?

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こんにちは。今学期4年生の授業ではアートの授業の一貫としてアメリカの抽象画家ロスコを取り上げました。

まず、ロスコの代表作品を。。。

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大きな帆布の上にみんなで忠実に再現しました。

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本物をしっかり観察し、再現するプロセスを通じて子供たちは見るだけでは気づかなかった様々な発見をします。

次に、ロスコの他の作品やフランスの抽象画家モンドリアンの作品なども取り上げて対比することで、線や色が与える印象を学びました。

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例えば、同じロスコの作品でもオレンジは温かい印象を与え、青は冷たい印象を与えること。また、曲線やぼかしの多いロスコの作品は自然的で、四角形やはっきりした色の多いモンドリアンの作品は機械的な印象を与えることなどです。こうして様々な作品を対比することによって芸術的な感覚を磨くことができます。

模倣をしたら、次は創造の段階に入ります。次は、自分の感情をロスコスタイルで表現することに挑戦しました。

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配色や境界線のスタイルなど、それぞれ個性ある素晴らしい作品が出来上がりました。

最後に、「何がモノを自然っぽくするのか?何がモノを機械っぽくするのか?」というテーマで議論をし、自分の考えを発表してもらいました。

絵画だけでなく、いつも飲んでいるペットボトル、教室の椅子、さらには建築やファッションなど多領域のものを見て、「自然ぽくなる法則・機械っぽくなる法則」を考えていきます。生徒たちはこうした過程を通じて曲線、色だけでなく、素材、字体など様々要素が影響を与えることを自ら発見していきます。

例えば建築では、以下の2つの建物を比較しました。みなさんにはどちらが「自然っぽく・機械っぽく」感じるでしょうか?

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そしてその理由は何でしょうか?

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上が「機械っぽい」、下が「自然っぽい」と考えた方が多いと思います。

しかし、下の建物にも機械っぽい要素はありませんか?

生徒たちには、単純に二元論の答えを教えるのではなく、より深く考える癖をつけてもらいたいと思っています。

デルタスタジオのアートの授業はまさにリベラル・アーツ。感性を磨くだけでなく、自分の頭で考え、自分の考えを発信する力を育んでいきたいと考えています。今後も点火の授業では様々な分野の一流の作品に触れさせ、自分の思いを形にする体験を提供していきます!

今日も素晴らしい1日をお過ごし下さい。

スライムをつくろう!

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こんにちは。デルタスタジオの幼稚園の点火の授業では理科の実験とアートの授業で好奇心に火をつけ、左脳・右脳をバランスよく育んでいきます。
今回の授業はスライム作り!
洗濯ノリやホウ砂などを混ぜると。。。

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ネバネバなスライムが。。。

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出来上がりました!img_1496この純粋な驚きと感動の表情を見て下さい!

「どうやったらもっと固くなるかな?」、「ホウ砂の量を増やしたらどうなるかな?」子供たちは試行錯誤をしながら自分が一番好きなスライムに近づけていきます。好奇心に火をつけ、何かに興味を持ち、探求すること。子供にとって、そして大人にとっても非常に重要ですね。

みなさんが前回このような驚きと感動の表情をしたのはいつでしょうか?

では、今日も素晴らしい1日をお過ごし下さい。