こんにちは
今日は浮世絵の授業をご紹介します。
海を渡り、ゴッホやモネをはじめ、当時のヨーロッパの芸術家に影響を与えた浮世絵は、子供たちにも大人気。
なかでも一番人気は、冒頭の葛飾北斎の凱風快晴でした。
様々な浮世絵を見た後は、大迫力の葛飾北斎の神奈川沖浪裏の絵の中の人になりきって。。。
どんな音がするか、どんな心境なのか、どんな声を発しているのかを想像しました。
そして、宿題では神奈川沖浪裏を題材にして物語を作ってもらいました。
生徒のひとりの物語をご紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昔々ある所におじいさんとおばあさんがいました。
おばあさんは山へ しばかりに、おじいさんは海へ魚つりに行きました。
おばあさんは川で刀をおとしてしまいました。
するとその刀はさやを出て
海にいるかいぶつにささってしまいました。
すると近くにいたおじいさんたちの舟に波をかけはじめました。
はじめは、少しだけでしたが、だんだん多くなってきて
ついに大へんな波になってしまいました。
おじいさんは、かいぶつをたおすために、自分の刀でかいぶつの体に刀をつきさしました。
すると波はおさまりかいぶつをたおすことができました。
おわり
ーーーーーーーーーーーーーーー
子供たちの想像力にはおどろきです。
たった一枚の絵から、思い思いの物語を紡ぎだしてくれました。挿絵もかわいいですね。
素晴らしい作品を見て、想像力を膨らませ、そして自分なりのアイディアを形にする。デルタスタジオのアートの授業では、このサイクルを大事にしています。
子供たちがどんな素敵な作品を作ってくれるか、スタッフもいつもワクワクしています。
デルタスタジオは、まさしく子ども版リベラルアーツ教育を目指しています。
それでは今日も素晴らしい1日をお過ごしください。