サマースクール2020開催!〜小学生・年中・年長対象〜

今年も7,8月にサマースクールを開催することが決定いたしました!

今回は、ガリレオコース、ナイチンゲールコース等、偉人をテーマに探究する点火プログラムと、自分たちの力で挑戦する日帰り旅行等のデルタチャレンジを実施します。広尾校を飛び出し、三鷹・吉祥寺、二子玉川、御茶ノ水で開催しますので、是非奮ってご参加ください!

スケジュールや開催地等の詳細は、お申込みフォームにてご確認頂けます。

▼お申込みフォーム
プログラム詳細・お申込みはこちら

▼点火プログラム《小学1−3年生対象》
・ガリレオコース   :楽しい実験を通じて、科学的思考を磨こう!ガリレオの発見に挑戦!
・ナイチンゲールコース:豚の心臓を解剖!お医者さんの診察・治療の仕方を学ぼう!
・チャップリンコース :映画の仕組みを学んで、大好きなハリーポッターのワンシーンを再現しよう!

《小学4−6年生対象》
・エジソンコース   :エジソンの一生を学びながら、電球の発明を追体験しよう!

▼デルタチャレンジプログラム《年中・年長対象》
・はじめてのおつかい :“自分たちの力でランチをつくる”ことをミッションに、おつかいに挑戦しよう!

《小学1−3年生対象》
・日帰り旅行(低学年):“夏休み最高の思い出をつくる”ことをミッションに、日帰り旅行を企画しよう!

《小学4−6年生対象》
・日帰り旅行(高学年):“ちびっこ達に最高の思い出をプレゼントする”ことをミッションに、日帰り旅行に連れて行こう

HPはこちら!

※新型コロナウイルスの感染拡大の影響に鑑み、開催を中止する場合が御座います。予めご了承ください。

皆様にお会いできることを楽しみにしております!

スタッフ紹介! 日浦 瞳子

“Ignite dreams. Empower challengers.”
デルタスタジオではこのミッションの実現に向け、情熱と愛をもったスタッフが日々奮闘しています。

この企画ではそれぞれのスタッフに焦点を当て、デルタスタジオへの想いやおすすめの授業をお伝えしていきます。
今回は第1弾として、1年前に加わった日浦を紹介!

<PROFILE> 
1992年広島生まれ。東京大学経済学部卒。
小学校をアメリカで過ごし、大学時代はアメフト部のマネージャーとして全力投球。
卒業後はボストン・コンサルティング・グループに入社し、同社を退職後、デルタスタジオに入社。

【Q1.デルタスタジオに入ったきっかけは? 】

社会人になって4年目。
仕事にも慣れ、自分を振り返る余裕が出てきた中で、
「自分が本当に情熱をかけて取り組みたいことは何だろう?」と疑問を感じたのがきっかけです。

自分は幼い頃から、何でも頑張りたい”優等生タイプ”で、
これまでも目の前のことに全力で取り組んできたつもりでした。
けれどいざ立ち止まってみると、これまで自分が選んできた進学・就職といった道は、これがしたい!あれがしたい!と自分で深く考えたものではなく、どちらかといえば典型的なレールに沿ったものだと突き付けられました。
「あれ?結局自分って何がしたかったんだっけ?」
そんな風に感じている大人は、今の日本に多くいるのではないかと思います。

これからの時代は、きっと、そんな生き方は通用しません。
一人一人がカタチにしたい想いを持ち、その実現に必要な力を付けることが求められます。
そう考えた時、「これからの時代に本当に必要な教育は何なんだろう?」と新しい教育作りに携わりたいと考えるようになりました。

そんな想いの中、「夢と才能に火をつける」ことを目指すデルタスタジオに出会いました。
自分も殻を破り、情熱を注げることを仕事にしたい!と一歩を踏み出し、今に至っています。

【Q2. これまでの経歴は?】

大学ではアメフト部のマネージャーをしていました。
練習は週6日、夜遅くまでグラウンドや部室に残る日々で、学生時代のほとんどの時間を部活に注いでいました。

「何でマネージャーをやっていたの?」と聞かれる事がよくあります。
チームは100名以上の選手・コーチ・スタッフから成り、それだけ多くの人の想いが詰まっています。
そんな大きなチームが「勝ちたい」という純粋な想いを共有し、同じ温度感で力を合わせていく、という空間がとても好きでした。
理屈でなく、ひとえにそういった熱さに強く惹かれていたのが1番の理由だと思います。
とても大変な4年間でしたが、おかげでちょっとやそっとではへこたれないタフさが身につきました。
全力投球で取り組めた経験やその中で得た大切な仲間は、一生の宝物です!

 

卒業後はボストン・コンサルティング・グループに入社し、エネルギー、通信、ヘルスケアなど、幅広い業界の経営課題の解決をサポートしてきました。
新卒で入った当初は、求められる仕事の質・スピードについていくのが必死の毎日でしたが、そんな環境だったからこそ、ビジネスパーソンとしてたくさん鍛えられたと思います。
クライアントへの価値にこだわり、チームで難題に挑戦する仕事は刺激も多く、考えることの楽しさやプロとして働くことの厳しさ、本当に多くことを学びました。
前職での経験があったからこそ、自分を見つめなおし、新しい挑戦に踏み出せたと感じています。

 

【Q3. デルタスタジオでの仕事内容は?】

教育事業ではコンテンツ開発にはじまり、日々の授業運営を行なっています。
昨年は「ハロウィンパーティー企画」「チャリティオークション」などを形にすることができました。
また、今年からは社会人向けの講師にも挑戦しています。
研修事業での知見やノウハウは子供向けのコンテンツに繋がる部分も多く、2つを両輪で行うことができるのはデルタスタジオならではの強みだと思っています。

またその他にも、事業プランの進捗管理やプロモーションの企画・推進を行なっています。
中にははじめて取り組む仕事もあり、手探りで前に進めなければいけないときもあります。
決められた業務の枠や線引きにとらわれることなく、色々な仕事ができるのはとても楽しいです!

【Q4. デルタスタジオの魅力は?】

1人1人が熱い思いを持って、本気で教育を変えていきたいと信じているところ、GB(Goose Bump = 鳥肌が立つほど素晴らしい)な仕事をすることにこだわりを持っているところです!
厳しくも愛のあるチームで、私たち自身が心の底から受けたかった教育の実現に向けて取り組んでいます。
ああでもない、こうでもない、と社内で熱く議論が交わされることもしばしばです。

自分にとっては何をやるかと同じくらい、それを”誰と”やるかが大きなモチベーションになっています。
大人になっても、こうやって情熱を持って一生懸命に取り組めること・場所があることを幸せに思います。

【Q5. オススメの授業は?】

1番のオススメは、
何と言っても「自分たちで企画する日帰り旅行」!

“夏休み最高の思い出”をつくることをミッションに、日帰り旅行を企画するプログラムです。
思い描いた旅行を実現するべく、行き方・予算・持ち物・ルール、全て自分たちで考え抜きます。
旅行当日は、切符をなくしたり、道に迷ったり、ケンカになったりと、予想外のトラブルがたくさん!

真剣な表情でああでもない、こうでもないと頭を悩ませる姿
普段は大人しい生徒が勇気を振り絞ってリーダー役にチャレンジする姿
上手くいかなくてもチームで話し合い、懸命に前に進もうとする姿
1つ1つトラブル乗り越える中で、目に見えて生徒たちの成長を感じます。

「大変だけどすっごく楽しかった!」と、
教室に戻ってきたときの生徒の表情は、みんなとても誇らしげです。
挑戦する楽しさを学べる他にはない唯一無二のプログラムとなっています。

この夏休みにも実施予定ですので、ぜひご検討ください!
詳細はこちら

 

【Q6. 今後の挑戦は?】

こだわりと情熱を持って取り組んでいるこの教育を、
より多くの方々に届けていけるよう頑張っていきたいです。
今年度よりデルタスタジオでは広尾本校を飛び出し、都内各地のサテライト教室で授業を提供しはじめました。
場所や曜日などの制約も考慮し、3種類の受講コースを新たに用意しています。

これからも従来の形にとらわれることなく、皆様の声をもとに、よりよい提供方法を模索していきたいと思います!

若いアーティストへの手紙 “Do it because you cannot not do it.”

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

代表の渡辺が始めたNOTEをご紹介させて頂きます。
教育や人材育成に関してのみならず、デルタスタジオ創業のきっかけから、プライベートのちょっとしたエピソードまで、日頃考えている様々なことを発信していく予定です。こちらのページでも適宜ご紹介させて頂きます!
(渡辺のNOTEはこちら!)

今日ご紹介するのは「若いアーティストへの手紙 “Do it because you cannot not do it.”」です。デルタスタジオの立ち上げ前に出会った一冊の本についてのエントリーです。

ぜひこちらからご覧ください!

三井物産様 “医療従事者のお子様向け無料オンラインイベント”のお知らせ

弊社が人材育成やプロジェクトでお世話になっている三井物産様が、医療従事者のお子様向けに、オンラインで社員との英会話体験を楽しんでもらう無料のボランティアイベントを開催します。

『医療従事者の方に応援メッセージを贈るとともに、子供たちがこの経験から、「世界に出ること」、「留学すること」、「英語を勉強すること」に興味を持ってくれたら、と思ってます』とのこと。

・対象:国内在住の医療従事者のお子様
   (小学生から中学生まで) 
・期間:5月23(土)、24(日)、30(土)、31日(日)
    各日の10時~17時 一人1回、30分程度
・内容:英語での自己紹介から当社社員との会話をスタート。英語でうまく話せないときには、日本語を交えて話して構いません。
※恥ずかしがらずに英語を話し、コミュニケーションの楽しさを実感してもらうものであり英語力は全く問いません。海外で働くことや海外留学することの楽しさを知ってもらうものです。

・応募締切:5月18日(月)18時

ご興味ある方は、こちらより詳細をご覧ください。

是非シェア・ご案内して頂ければ幸いです!

三井物産でオンライン研修を実施!

こんにちは。緊急事態宣言が延長されましたがみなさんはいかがお過ごしですか?
こんな事態の中でも「学びをとめるな」の考えのもと、集合研修をオンライン研修に切り替えて実施しております。

デルタスタジオ初のオンライン研修は、12年間以上継続的に人材育成やプロジェクトのお仕事をさせて頂いている三井物産で!
128名の新入社員の受講者に対してロジカルシンキング・ライティング研修を実施させて頂きました。

前半は弊社が基本的な考え方を講義した上で、後半は三井物産流の議事録の書き方を先輩社員が指導してくれるプログラム。
弊社と三井物産がタッグを組んで力を合わせて教えるプログラムとなっており、弊社メンバーも毎年楽しみにしている研修です。
三井物産側の講師である育成担当の常陸さんの受講者への厳しくも温かい指導、そして鋭く的確なコメントを横で聞かせて頂いて、いつも「うーん」と唸らされ、学ばせて頂いています。

初のオンライン研修でドキドキでしたが、チャット機能やブレイクアウトルーム(受講生同士が個別に分かれて議論ができる機能)を生かすことによって、想像以上によい研修となりました。テクノロジーの進化って素晴らしいですね!
この技術を使えば、数百人、いや1000人でも同時に効果的な研修を行なえるのではないか…と色々な可能性を感じました。これを機に、より多くの方々にデルタスタジオの研修を届けられないか検討をしたいと思います。

ということで、緊急事態宣言は長引いていますが、三井物産以外にも大手銀行で思考系研修、エンタメ会社でマーケティング研修などなど沢山の研修を行い忙しい日々を過ごしております。

お身体を大事にお過ごしください。

デルタスタジオもリモートワーク中!

こんにちは。
いよいよ5月、日増しに暖かくなる中、初夏の訪れを感じます。
新型コロナウイルスで大変な状況が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

緊急事態宣言から約1ヶ月、デルタスタジオも4月頭から全面的に在宅勤務となっています。
やむを得ず始まったリモートワークですが、制約のある中でも効率的に、楽しく仕事ができるようみんなで工夫しています。
離れて仕事をする日々、画面越しでもスタッフ皆で顔を合わせて話ができるとホッとしますね。
写真はそんな会議の一コマになります。

現在デルタスタジオでは生徒の皆様の健康と安全を考慮し、授業を休講させていただいております。
そのような中でも、じっくりと腰を据えたコンテンツ開発や今後の方向性の議論など、今だからできることはたくさん!
しばらくは我慢の時ですが、授業再開の際にはより進化したデルタスタジオをお届けできるよう、スタッフ皆で努めてまいります。


なお、企業向けでは、オンラインで4社の新人研修を担当させて頂きましたが、こちらはまたご報告させて頂きます!

このような状況が一日も早く終息し、皆さんとまたご一緒できる日を心から楽しみにしております。
自粛が続く中ではありますが、家の中でも充実した連休をお過ごしください!

海外で頑張っている卒業生が遊びに来てくれました!

新型コロナウイルスで大変な時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

非常事態宣言前の3月のことですが、delta school開校当初から通ってくれていた、卒業生のマサ君が遊びにきてくれました!

マサ君は中学生の時にイギリスに留学したのですが、その後、小学校から通っていた付属校に戻るという選択肢を捨て、そのままイギリスの大学で勉強しています。

当時、授業がない日にも、オフィスの前を通るたびに「わとそーん!(渡辺の当時の愛称)」と声をかけてくれた可愛いマサ君が大学生になり頼もしく、爽やかな青年に!

University of Warwickという大学でBusiness Managementを専攻しており、日本の移民問題についてリサーチ中とのこと。

調査にご協力くださいということで送られて来たアンケートを開いてみると

・外国人受け入れによる日本社会の影響の中で弊害や懸念はなんだと思いますか?

・外国人受け入れによる日本社会の影響の中で恩恵やメリットはなんだと思いますか?

などなど

イギリスという多様な文化が入り混じる社会での生活に触発されたのか、一筋縄ではいかない難しいテーマに取り組んでいるようです。

訪問後、Facebookアップ用に小学生時代の写真を送ってくださいとマサ君に依頼した所、デルタスタジオでの思い出について熱いメッセージを送ってきてくれました!

ーーー

中学2年生の時にイギリスに渡り、最初の一年は自分が学年で唯一英語が不自由な生徒であり、もともと勉強が得意ではなかったため、言語の習得に常人より長い労力と時間をかけました。

しかしながら、一番日本人が困惑すると思われる授業スタイルの違いについては、僕はそこまで違和感を感じませんでした。

授業の内容を理解するだけでなく、自分なりに考え解釈し、友人とDiscussionのような形式で意見を話しあったり、Presentationなどで自分の意見や考えなどを発表したりなど、小学校の時にデルタスタジオで培ってきたスキルが実際に海外生活で役に立ち、デルタスタジオの教育の大切さに改めて気付きました。

海外の大学で生活をしていると、改めて”気付き”や周りに流されない”自分自身の芯”の大切さを痛感します。

イギリスの受験の仕方は日本の受験の仕方と違い、大学にapplyする際に自分の志望する専攻とそれらの動機やinternship,volunteerなどの経験を書く自己推薦書を提出します。

そのため、大学に志望する前に明確に自分がどの学部に行きたいか、それらの学びを通じてどのように将来働きたいかなどを自問自答する必要があります。

「自分で考え、自分で結論を出し、それらをいかに相手に伝えられるか」は日々の積み重ねであり、いきなりやれと言われても難しいと思います。

そんな中、デルタスタジオのように様々なコンテンツを通じて生徒達に若い時から気付きを与えられる環境は、改めて素晴らしいなと感じます。

ーーー

自ら海外で人生を切り開いているマサ君、これからの益々の活躍が楽しみです!

そして、成長した卒業生が遊びに来てくれるのは、本当に嬉しいですね!

皆様、どうぞご自愛ください。

三菱UFJ銀行様の「SQUET」に掲載されました!

こんにちは!風が強いですね…

さて、弊社代表渡辺のインタビュー記事が、三菱UFJ銀行様が1.6万人の経営者向けに発行している会員誌「SQUET」に掲載されました!

『「考える力」の鍛え方』という特集の中で、世界一やさしい問題解決の授業(左脳版右脳版 )の内容をお話させて頂きました。

会員誌のため残念ながら文章はご紹介できませんが、もし手に入る方は是非チェックしてみてください!

新型コロナウイルスの関係で大変な時期かと存じますが、

皆様お身体にお気をつけて、どうぞ素敵な週末をお過ごしください!

デルタ版「はじめてのおつかい!?」

年長さんも、もうすぐ小学1年生!
「小学生になったら自分のことは自分で出来るようになろう!」ということで…
先日、人気番組「はじめてのおつかい」に挑戦してもらいました!

もちろん、デルタ版は、ただおつかいに行くだけではありません…

「自分たちの力でランチを作る」というミッションのもと、何を作るかを考え、買い出しに行き、調理まで全て自分たちで行いました。
そして、その過程を通じて、考える力、伝える力、チームワークなど21世紀型スキルを育みました。

自分で初めて作ったサンドイッチの味は格別!
そして、自分でやるってすっごく楽しい!

以下の20秒ビデオでイキイキとした子供達の様子をご覧ください!

デルタチャレンジプログラムは、ワクワクするチャレンジを通じて、人生を逞しく切り拓く力を育みます。

詳しくはこちらから!

藤子不二雄・手塚治虫先生から何を学ぶか?:まんがの点火の授業

こんにちは!
晴れやかで、気持ちのよい日々が続いていますね。

さて、現在「まんがの点火」の授業を行っていますが、生徒たちは目をキラキラさせ、前のめりで受講してくれています!

藤子不二雄先生、手塚治虫先生…まんが界の偉人たちの作品と人生に触れながら、アイデアを生み出す力を育んでいきます。

面白いストーリーとは?
魅力的なキャラクターとは?
漫画の表現の工夫は?
どうすればよいアイデアを生み出せるのか?

まんが関連本やDVDを新たに50冊以上読み漁り、某エンタメ企業向けに開発した「クリエイティブ人材育成プログラム」での経験を生かした新プログラムです。

藤子不二雄さんは、よいアイデアを生み出すには「①数多くの断片を持つこと②その断片を組み合わせる能力を持つことが重要」だと仰っていますが、正にこの力を生徒たちに身につけてもらいたいと思っています。少し長くなりますが、ご興味がある方は以下の藤子不二雄さんのお話をご覧ください。

ーーー

 1つ1つの断片をとってみると、新しいものは1つもありません。ところがそれを組み合わせてみると、まったく新しいものがそこに姿を現すのです。

 まんが家がまんがを書こうとする場合、頭の中にしまいこまれている断片の集団を、あれこれいじくりまわして、あれが使えそう、これが使えそう、と組み合わせたり捨てたり組み立て直したり…。そういう作業の結果、一つのアイディアがまとまってくるのです。これは、ほとんど無意識の領域で行われているのですが、やはり、なるべくおもしろい断片を数多く持っていたほうが勝ち、ということになるわけです。

 それでは、まんが家がそういう断片をどこから拾ってくるかというと、生まれてからこのかた現在まで、自分を取り巻く環境から、摂取しているわけなんですね。本を読んだり、テレビや映画を見たり、人と話したり、見たり聞いたり…

 そういったことのすべてが断片となって頭の中にあるわけですが、それが未整理のまま、混沌としたままであったのでは手のうちようがありません。自分なりの価値づけを持っていて、初めてアイディアとしてまとまるのです。つまり、まんが家はフィルターを持っていなければならない。あるいは、フィルターを持った人がまんが家になる、と言ったほうがいいのかもしれません。

 フィルター。必要な情報を選別して取り入れるという、そういう能力のことです。普通ならば聞き流したり見過ごしたりしてしまうようなことも、まんが家はフィルターを通して、感性に訴えるものを蓄積していく。そこから新しいものを創り出す。たえず目と耳を開いて、目的を持って情報を収集する。こうした努力が、創作につながっていくのです。

(藤子・F・不二雄の発想力、P102)

ーーー

これは、デルタスタジオが教育を通じて正しく目指していることです。
子供達に素晴らしき断片を沢山摂取してもらい、自分なりの価値づけをする力を養ってほしいと思っています。

なお、教室の本棚に新たに「まんがセクション」ができました。藤子不二雄さんや手塚治虫さんの作品や伝記はもちろん、彼らが影響を受けた小説なども置かれています。生徒たちには、授業を超えて、気軽に本を手にとって、どんどん探求していってもらいたいです。

今週末は三連休ですね!素晴らしい週末をお過ごしください!