12月に入り、本格的に寒くなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
実はデルタスタジオ 、春からとある中高一貫校のリベラルアーツ・グローバルコースを対象に、出張授業をさせていただいています!企業向け研修でも扱っている「世界一やさしい問題解決の授業」をもとに、左脳・右脳を使って問題を解決する手法を紹介しています。
例えば右脳型の授業では、「どうやったら清掃の時間をもっと楽しく・おもしろくできるか?」をテーマに取り組んできました。
現状のペインポイント(不満や悩みのタネ)を洗い出し、ズラシ法や常識を破る法など様々な発想法を使ってアイデアを膨らませます。
もちろん授業は机で聞いて終わり、の講義だけではなく、しっかり実践も行います!
アイデアをテストする際には、可能な限り体感してもらうために”ラピプロ” (素早く試作品をカタチにすること)も行いました。
実際にやってみることで、掃除よりも楽しさが優先されてしまったり、用具が使いづらかったり、ルールが複雑すぎたりと、議論している時には気付けなかった多くの改善点があったようです。
こうして磨き上げたアイデアを、最後は校長先生に直接プレゼンします。
選ばれたのは、「雑巾鬼ごっこ」を提案したチーム!
古い上履きの裏に雑巾をくっつけて鬼ごっこをすることで、楽しみながら雑巾掛けが出来るというアイデアです。
ラピプロの段階では「隅がきれいにならない」などの指摘もありましたが、四隅からスタートする、開始後1分は壁に沿って逃げる、などルールを工夫して見事クリア。
プレイ中には音楽もかけ、生徒や先生も大盛り上がり。敬遠されがちな雑巾掛けを、キレイさは保ちつつ、見事に楽しい時間へと変えました!
「楽しくきれいに清掃ができるように、みんながもっと清掃を好きになれるように、ぜひこのアイデアを!」という熱のこもったスピーチが校長先生にも響いたようです。
いつも授業を楽しそうに、そして真っ直ぐに取り組んでくださる生徒の皆さん。
フレッシュな空気に触れて、教壇に立つ我々も刺激を受けています。
授業で学んだ考え方やスキルを、学校生活や自分の課題にもおいてもぜひ活かしてくれれば嬉しいです!