“Ignite dreams. Empower challengers.”
デルタスタジオではこのミッションの実現に向け、スタッフが日々奮闘しています。
この企画ではそれぞれのスタッフに焦点を当て、デルタスタジオへの想いやおすすめの授業をお伝えしていきます。
今回は、渡慶次をご紹介します!
<PROFILE>
東京大学工学部・同大学院工学系研究科卒。
中高はサッカー部、大学ではラクロス部で部活漬けの毎日を送っていたが、大学院在学中にデルタスタジオにてインターン。
新卒でゴールドマン・サックス証券投資銀行部門に入社。同社を退職後、デルタスタジオに参画。
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Q1.デルタスタジオに入ったきっかけは?
大学4年で部活を引退し、バイトを探していたところ、同じ研究室の先輩が「ホットドッグ屋のバイトを紹介してあげるよ」と言われて行ったのがデルタスタジオでした。
当時デルタスタジオでは、小学生向けのビジネスの授業の開発のために、スタッフが実際に移動式飲食店を運営していたのですが、最初はそこの売り子としてバイトをはじめ、段々と本丸の教育事業にも関わるようになったという経緯です。
学部も工学部ですし、それまでは教育とは縁がなかったのですが、「子供の頃にこんな教育を受けられたら良かったのに!」と思う授業を展開していて、本当に楽しく働いていました。
はまりすぎて大学院に進学しても研究室にもあまり顔を出さず、週5−6くらいでバイトをしていました。
Q2. その後、一度就職してから転職した経緯は?
新卒で投資銀行に入社し、企業がM&Aをしたり資金調達をしたりする際のアドバイザリー業務を行なっていました。
外資系だったので、グローバルでの同期研修があり、そこでの経験が教育への思いを強くしたきっかけとなりました。
研修では、ファイナンスや財務モデルを作る授業やケースを用いたディスカッション形式のプログラムがありました。
ファイナンスや財務モデルの授業では、問題なくこなせていたのですが、ディスカッションの授業では全く歯が立たず、完全にお地蔵さん状態で座っているだけでした。
言語の壁はもちろんのこと、仮に英語が話せたとしても、ディスカッションを仕切ったり、自分の意見をバシッと主張する力など、海外の同期との大きな差を感じました。
そして「この壁はなんだろう」と思ったときに、1つはこれまで受けてきた教育の違いではないかと思ったのです。
日本でもディスカッションやプレゼンの授業が増えているものの、答えのない問いに対し、自分なりのスタンスを取り、相手にわかりやすく主張する、といった経験が圧倒的に不足しているのではないか、社会に出て必要とされる大事な力を身につける教育が足りていないのではないか、という問題意識を強く持ちました。
投資銀行の仕事も面白く、先輩・上司にも恵まれ楽しく働いていたのですが、ある日、代表の渡辺と久しぶりにご飯を食べた時、ちょうど社員を探しているという話を聞きました。
学生時代の楽しかった経験から「いつかデルタスタジオで」という漠然と考えていたこともあり、思い切って転職を決意しました。
Q3. デルタスタジオでの仕事内容は?
転職当初は主に子供向け事業に注力していましたが、現在は企業向け事業と半々くらいで関わっています。
これまではコンテンツ開発に時間を使うことが多かったのですが、我々の教育・サービスを多くの方に届けられるように、先生の採用や育成、校舎展開のための仕組み作り、そしてマーケティングやプロモーションに力を入れ始めています。
Q4. デルタスタジオの魅力は?
教育という深いテーマにどっぷりと真正面から向き合えることです。
時代の変化によって内容や形は変われど、「教育」が不要になることはなく、グローバル化やAIの発達が進む中で、より一層その重要性は増していくと考えています。
教育界だけでなく、一般的なメディアでも21世紀型スキルや探究型学習といった言葉をよく目にするようになり、世の中の関心も高まっていると感じています。
そんな中、デルタスタジオのように子供から社会人まで、そしてコンテンツ作りから実際に教えるところまで、一貫して関われる環境はなかなかないと思います。
また、自分自身に子供が生まれてからは、一人の親として、より一層思いを強くしました。
いまの子供達は、自分たちの世代以上に変化の激しい時代を生きていくと思いますが、その中で親としてできることは、どんな時代でも逞しく生き抜くための力、そして人生を主体的に楽しめるマインドセットを身に付けてあげることだな、と。
そしてそれはまさにデルタスタジオの教育が目指していることでもあります。
自分の子供のためにも(笑)、より良いプログラムの開発・提供に尽力しています。
Q5. オススメの授業は?
どれもオススメですが、自分が理系出身ということもあり、1つ選ぶとするとガリレオの授業です。
振り子の等時性、落体の法則など、伝記を読み進めながら、ガリレオの発見を追体験していく授業です。
ガリレオと同じように、自分の脈拍を使って振り子の周期を数えたり、色んな重さの球を転がして速度を比べたり、実験自体も楽しいのですが、何よりガリレオの生き方が魅力的です。
当時、知の巨人として絶対的な権威であったアリストテレスの主張を、徹底的な実験と観察によって覆していく姿は科学という領域を超えて、感じるもの・学ぶものがあります。
単なる理科の知識としてではなく、科学的思考であったり、自分の頭で考える重要性を感じたりすることのできるプログラムとなっています。
Q6. 今後の挑戦は?
会社としては14年間、何をどのように教えるべきか、ゼロからプログラムの開発に取り組んできましたが、今後は引き続きプログラムを磨きながら、より多くの方に届けていくフェーズです。
子供向けでは、サマースクールは2年前の15倍の生徒が参加、通常クラスでもキャンセル待ちのクラスが出ています。昨年からは軽井沢でのプログラムを実施しており、東京を飛び出し全国にも提供していきたいと考えています。
企業向けでは、クライアントから非常に高い評価を頂いている”世界一シリーズ”研修に加えて、”変わるリーダーシップ”といった面白いプログラムができましたし、人材育成をはじめ、イノベーションやD&I文化の浸透、経営層向けコーチング、採用のお手伝いまで様々な相談を頂いており、スコープが広がっています。
やりたいことが多すぎて、正直な所、人手が足りておらずチーム作りが一番の挑戦です。スタッフ募集中ですので興味ある方はぜひご連絡ください!