こんにちは! さて今日は2学期に3年生が最も力を入れた「建築」の点火の授業をご紹介します。
建築については低学年時にも、秘密基地(空間を作る楽しさ)、紙の建築ゲーム(建物の構造を学ぶ)、ガウディ(独創的な建築に触れる)などの授業を行っていました。
今回はさらに、日本を代表する4名の建築家(安藤忠雄さん、隈研吾さん、SANNAさん 、伊東豊雄さん)を取り上げ、掘り下げていきます!
まず最初に学んだのは安藤忠雄さんです。
「光の教会」として有名な、大阪府の茨木春日丘教会を再現しました。
打ちっぱなしコンクリートと、光を使って十字架を表現する独創的なデザインが特徴です。
つぎに、学んだのは隈研吾さんです。木、竹、和紙など自然に近い材料を使った建築は生徒たちにはとても好評でした。また、隈研吾さんの「コンクリートはこわい!?」という文章に生徒たちは深く共感していました。
そして、3人目は日本の建築ユニットとして有名なSANNAです。ニューヨークにある、ニュー•ミュージアム•オブ•コンテンポラリー•アートを取り上げました。生徒たちは設計図を見ながらレゴを使って3次元に再現していきます。
最後に伊東豊雄さんを取り上げました。
多面体を組み合わせて作る独自の建築には生徒たちも大興奮!
どの組み合わせ方が一番かっこいいかな?
生徒たちは自由自在な組み合わせを楽しんでいました。
ドキュメンタリーを見たり、代表的建築を模倣したりすることで理解を深めた後は、表参道に足を運び全員の建築の実物を見学し、一番好きな建築をスケッチしました!
子供たちに1番人気があったのは以下のSANNA さんが設計したディオール表参道店です。
4人の建築家を取り上げ、その人生を学び、代表的作品を鑑賞、模倣し、さらには全員の建築の実物まで見学に行く、これだけでも十分すぎる内容ですが...
デルタの授業はここで終わりません!
著名な建築家の多様な表現に触発された上で、自分の想いを持ち、それを形にすることが大事だと考えています。
そこで、生徒たちには「自分が住みたい理想の家」を考え、紙粘土、針金、アクリル板、段ボールなどさまざまな材料を使って作ってもらいました。
完成しました!
伊東豊雄さんの多面体の建築にインスピレーションを受けたのでしょうか。
他にも、隈研吾さんにインスピレーションを受けたのか自然の色合いに近い材料を使った生徒もいました。
デルタの授業では、建築家という職業についての理解を深めるだけでなく、自由で多様な発想をし、自分の想いを形にする体験も重視しているのです。
生徒たちはこの授業を通じて学んだこと、感じたことについて、最後にスピーチも行います。
そこでは建築家への興味や、独創的なデザインを作ることの難しさなど生徒の学びを自由に発表してもらいます。
生徒たちのスピーチを聞くと、大人も驚くような発見と感動があります。
いかがだったでしょうか?
小さい頃から多彩な分野に触れ、たくさんの刺激を与えることが子供の無限の可能性を引き出します。
今後もデルタスタジオは多様な経験を提供して参りたいと思っています。
では、今日も素敵な一日をお過ごし下さい。