こんにちは、今日は現在小学校5年生向けに行っている建築のプログラムの様子をご紹介させて頂きます。
建築のプログラムでは、日本や世界の様々な建築を紹介し、最後に実際に手を動かして作ってもらうことを大事にしています。
これまで安藤忠雄さん、隈研吾さん、SANNAさんの授業を終え、今週は伊東豊雄さんの多面体を使った建築の授業をさせて頂きました。
NHKのプロフェッショナルの流儀でも紹介された、ノルウェーで行われた図書館のコンペに出品されたものです。
いつもは建築の好き嫌いが分かれることが多いのですが、今回は
模型の写真を見せると「うわぁ〜!かっこいい〜!!」と全員の生徒が感動して歓声をあげました。
何種類かの多面体を組み合わせるという凄くユニークなアイディアの建築です。
生徒のみんなも夢中になって模型づくりに取り組んでくれました。
みんな好きなテーマを多面体に持たせたのですが、
「Sweets−お菓子の部屋」や
「リラックスするためのクッションの部屋」
部屋の中は色鮮やかなクッションが敷き詰められています。
そしてバスケ部の生徒は、「バスケットボールの部屋」
など多種多様な素敵な部屋が出来上がりました。
さらに多面体を自由自在に組み合わせると、
いろいろな形の建築ができあがります。
授業後、生徒たちから「本物を見に行きたい!」との要望が殺到。
ノルウェーのコンペでは残念ながら実現しなかった建物ですが、
いつか同じコンセプトの建物が世界のどこかに建てられ、
生徒たちがいつかその建物を訪問できると良いですね。
来週はこれまで授業で紹介した建築家の建築がある表参道に行って、実物を見て、空間を体感し、気に入った建築をスケッチしてもらいます。
子供達がどんな発見をするのかとっても楽しみです。
建築の点火プログラムも今回で3年目となりますが、授業を教える我々も毎回新たな発見があります。
より体験型の授業にできるよう今後もプログラムを革新・改善して行きたいと思います。
ところで、先日新聞で伊東豊雄さんが子供向けの建築の授業を東京の神谷町で始められたことを知りました。
今年度の子供向けの授業は締め切りのようですが、ご興味のある方は以下のホームページでご覧頂けるようです。
http://www.itoschool.or.jp/article/36
では、今日も素晴らしい一日を!