先日の授業前、Eちゃんが「先生これお土産!」と1冊の絵本とお菓子を渡してくれました。
家族で大阪旅行に行った際に、安藤忠雄さん設計の図書館「こども本の森 中之島」に行ったとのこと。
Eちゃんは先学期、建築の授業で安藤忠雄さんについて学んだばかり。
「コンクリートを使ってた!住吉の長屋みたいに上から光がわーって入ってたよ!」と、感想をたくさん教えてくれました。
お土産の絵本はなんと安藤忠雄さんのサイン入り。クラスの生徒も興味津々で絵本をめくっていました。
そしてもう一つのお土産は「青リンゴアメ」。
この図書館の前には、2メートルを超える大きな青リンゴのオブジェがあります。
「永遠の青春」と名付けられたこの青リンゴは、安藤忠雄さんが大切にしている詩からとられています。
青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う。
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、豊かな想像力、燃える情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の清新さをいう。
(中略)
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時初めて老いる。
−サミュエル・ウルマン「青春」
安藤忠雄さんは現在82歳。
独学の建築家として「世界のANDO」といわれるまでになり、ガンで5つの臓器を失ってもなお、第一線で活躍し続けています。
“青リンゴの精神”はまさに安藤さんの生き様そのもの。
建築を超えて、そうした安藤さんの人生から得られる学びや刺激が多くあります。
Eちゃん、素敵なお土産をありがとう!