デルタの建築の授業がきっかけで学校でスピーチ!

先日、生徒の保護者の方からこんな嬉しいメールを頂きました。

デルタでの授業がきっかけで、先日の学校のプレゼンテーションのトピックでは隈研吾さんを中心に建築家の話をしたようで、建築家という職業にも興味を持ったようです。学校の授業とは違う視点での学びが多いことと思います。このような気づきは大変有難いです。」

Mちゃんのスピーチ原稿を入手したので、以下掲載させて頂きます!

小学6年生による“建築の授業”をお楽しみください!

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私は今から建築について発表します。私が紹介する建築家は隈研吾さん、安藤忠雄さん、ル・コルビジェさんです。

まず、安藤忠雄さんです。この写真を見てください。いきなりクイズです。安藤さんの建築の特徴はなんでしょう?それは…そうです!コンクリートをよく使っているということです。この建築も、この建築もコンクリートがメインに使われています。安藤さんは建築の学校には行かず世界を旅して様々な建築を見て建築を学びました。自分が考える美学を実現するのにコンクリートが一番適していたから安藤さんはコンクリートを沢山使っているのではないかと思います。

次はその安藤さんが尊敬する建築家ル・コルビュジエさんを紹介します。ル・コルビュジエさんにも特徴があります。

ル・コルビュジエさんの特徴は「ふつう」という特徴です。意味がわからないかもしれません。

このル・コルビュジェさんは現在の普通の家を世界で初めて作った人です。ル・コルビュジェさんは1887年スイスで生まれました。その時代のヨーロッパではこのような建築が当たり前でした。今でも昔の建築が残っています。

コルビュジェさんがはじめに建築をしたのは19歳の時です。それはコルビュジェさんの才能を見出した美術学校校長のシャルル・レプラトゥニエさんの勧めで「ファレ邸」を創りました。コルビュジェさんが今の「ふつう」を世界に広めたのは、1918年です。なぜでしょう?それはこの時世界では第一次世界大戦が終わり世界中、家が沢山必要になったからです。

当時のヨーロッパの家はレンガ作りが当たり前でした。けれどレンガ一つ一つ組みたてていると時間がかかります。なので、コルビュジェさんは考えた末今のドミノシステムを思いつきました。
ドミノシステムとは鉄筋コンクリート造の床を支える柱、そして上下階を結ぶ階段という最小限の要素で構成された部材によって、住宅を大量生産されるために考案されたシステムです。

最後に隈研吾さんを紹介します。隈研吾さん、名前を聞いたことはありますか?隈さんは来年に訪れる東京オリンピックのスタジアム、新国立競技場を設計した人です。隈さんが今まで設計したものの写真を見せます。写真を見てわかるように隈さんは自然を建築に取り入れるという特徴を持っています。建築するときは現地の素材をなるべく使うようにしているようです。

東京オリンピックに繋がるものを調べてみようと思い調べたら意外に面白く建築に興味を持ちました。皆さんもぜひ調べてみてください。

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スピーチはお友達から大絶賛だったようです。

「私も当日は見ていないですが、お友達からは面白かった、勉強になった、将来建築家になるなら自分のお家を建ててほしいなど半分冗談かもしれませんが言われたそうです。新しい視点ご提供頂き感謝しております。」

Mちゃんが建築に興味を持つきっかけを作れたこと、そして保護者の方からのメッセージ、大変嬉しいです。

これからも1人でも多くの生徒に良い影響を与えていければと思っております。

素敵な1日をお過ごしください!